ウレタン史上初の重量級8ポンドコア(4層構造)を搭載したモデル。トリプル衝撃吸収コアシステム+8ポンドコアで今までのウレタンにはないピンアクションが実現します。 国産独自のウレタンカバーはオイルの濃淡やドライエリアでの過敏な反応を抑制し、よりタフなコンディションでスコアメイクに大きく貢献します。
昨年3月ABSで初めて8ポンドコアのナノデス8を発売し、8ポンドコアの持つヒッティングパワーを体感して頂きました。8ポンドコアの恩恵は重さによる強さだけでなく、構造上慣性が高くなる直進力もピンを飛ばすパワーに変換させられることで、ピンに当たった瞬間に8ポンドコアだと分かるぐらい独特なピンキャリーを感じていただけるでしょう。今回「ウレタンボールはピンキャリーが悪い」という既成概念を覆すために、日本エボナイト社が拘り尽くしたトリプル衝撃吸収コアシステムを加えるなど、現在考えられるピンキャリー向上のノウハウを全て注ぎ込みました。前回のピュアライズ ナノデス 74Dと比較投球を行いましたが、やはり双方とも手前のブレーキ感は凄く良く感じました。それはやはり低架橋密度で柔軟性の高いウレタン素材が効力を発揮しているためで、ウレタンボールに必要なブレーキ感とピンキャリーにも絶大な影響を与えているのも拘りです。現在のウレタン素材のボールはオイルが少ない時用の類ではなく、「バックエンドを収める」イメージで過剰反応させずにラインを取りやすくするために使用することがほとんどです。もちろん前作も今作も手前でしっかりとオイルを使うことが必要で、手前のイメージは双方変化は感じませんでした。しかし中盤から後半にかけてのリアクションはナノデス8のような独特な8ポンドコアのイメージが反映されていて、ウレタン素材の良さも活かしながら後半の曲がりの強さを感じました。さらに8ポンドコアのピンキャリーは特別で、投げ比べるとより8ポンドコアの恩恵を感じられると思います。現在は各社様々なウレタン素材のボールが発売されていますが、重量級のコアを搭載したウレタンは他を探しても見つかりません。競技者はこのボールをバッグに入れておくことが必要でしょう。
ついにウレタン素材のボールにヘビー級8ポンドコアを搭載し、ウレタン素材でも飛びの強さに着目されたボールが発売されます。このボールは一見の価値ありです。
●カバーストック:Low Crosslink Urethane With Nano/fullerene C60
●コア:∞ 4×8 HV Core with Triple衝撃吸収コアシステム
●RG:2.570
●ΔRG:0.052
●表面仕上げ:1000 Abralon
●硬度:74~76°
●InterDiff:0.000
●カラー:Blue Purple Solid / Black Solid
●ウエイト:12~16lbs