新開発カバーストックには、摩擦を極限まで減らすことでエネルギーをバックエンドまで温存し、角度のある曲がりを提供する、DRS(Drag Reduction System)テクノロジーを搭載しています。クアッドファイアーV2コアはかなり高い慣性と中位のフレア幅を持ち、ΔRGは12Pから16Pまで全て 0.040に設定されています。少ないオイルに特化したスペックのためスピードのないボウラーにもお勧め出来るボールです。
スキッドの中にもキャッチを見出し、安定したリアクションと共に”曲がる”というイメージを持たせる現在のパフォーマンス事情では、性能自体をオイルに対し強くさせる傾向はどうしても避けられないでしょう。そしてその領域を極めれば極めるほどオイルがなくなってきた時に使えるボールの必要性も増し、ただオイルが少ない時に投げられるだけのボールではなく、オイルがある時に使用するボールと同じぐらいの”質”も求められるようになりました。MOTIV社はいち早くその課題に取り組み、ミディアムよりも下の領域で、しかも高性能ボールの開発に着手し完成したのがこのSUPRA RALLYです。以前、薄いオイルでもスキッドするミディアムライト用のボールとしてSUPRA ENZOを発売しましたが、使用者からは思う以上に先の動きが出て、MOTIV社が想定したコンディションよりもオイルが必要な場合が多いと、ある意味想定しなかった意見を多くいただきました。その課題を含め今回のSUPRA RALLYは、MOTIV社で最もスキッド力があり、最もオイルが薄い時に使用するTHRILLと同じ領域に位置しながら、より高い摩擦環境でもエネルギーを保持できるカバーストックとしてPropulsion DRS PearlReactive(Drag Reduction System)を作り出し、摩擦を減らすことで今までにない直進力を得ることに成功しました。そしてそのカバーストックに均一な動きと持続性のある転がりを求めQuadfire V2コアを搭載しています。新しいPropulsion DRS Pearl Reactiveは、投球すると高いレベルのスキッド力を持ち、ピンヒットまでエネルギー保持に長けている性能だと分かります。他のボールでラインアジャストが必要な場合でもこのボールはまだそのラインを攻めることができるし、過激に反応しない特性も長いトーナメントやセカンドシフトで十二分に活躍してくれると思います。
●カバーストック:Propulsion DRS Pearl Reactive
●コア:Quadfire V2
●RG:2.570
●ΔRG:0.040
●表面仕上げ:5500 Grit LSP
●硬度:74~76°
●InterDiff:0.000
●カラー1種類:Teal/Black Pearl
●ウエイト:12~16lbs